ケンタッキー・e-ガイド

                     管理人:KJBusiness Consulting, LLC  2833 Ashbrooke Dr.  Lexington, KY 40513

このページは、レキシントンを中心とするセントラル・ケンタッキーに住む日本人の皆さんの生活とビジネスのご便宜を図る目的で開設しました。英語を話せる方でも、初めての赴任地ではトラブルが起きがちです。何でも、できる限りお手伝いします。ご遠慮なくご相談ください。

   

  ニコラスビル通南部 ニコラスビル通北部 ハロッズバーグ通 テーツクリーク通 リッチモンド通 ダウンタウン アンドーバー方面

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   日本語診療 (歯科とカイロプラクティック)

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 (自営種目)

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 ○求人・求職のお手伝い

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 シンデル法律事務所(ビザ)

 王会計事務所

 リンチ・カイロプラクティック・センター

 中田歯科医 

  KJBusiness Consulting, LLC  代表 山田 隆俊・満里

       Tel:(859)223-6449 Fax:(859)223-6348

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1973年三井銀行に入社、1987〜91年トロント、1995〜98年レキシントン駐在員事務所長。1998〜99年には豊田合成に出向、ケンタッキー工場新設のプロジェクトを手伝いました。

2000年10月夫婦で「何でも屋」を開業。私たち自身の北米駐在経験を活かし、ご赴任直後の生活準備からビジネスのご用に至るまで、あらゆる分野で皆さんのお役に立つサービスを提供するつもりで頑張っています。

弊社は自動車用内装部品、外装部品、プレス製品、溶接製品などの検査治具のスペシャリストです。

「お金と保険」

銀行

米国の銀行と日本の銀行

 ●手形・小切手制度や税制の違い

 ●リビング・コストの高い日本社会

 ●預金の種類と金利

 ●SSナンバーと母親の旧姓

 ●デビット・カードとクレジット・カード

 

お車のファイナンス

 ●「リース」と「ローン」

 ●マイレージ制限

 ●自動車ローン

 

円とドルを換える

 

具体的な利用方法について

 口座のご新約

 ●ATMカードとデビット・カードのお申込み

 ●クレジット・カードのお申込み

 ●小切手を使う

 ●店頭で入出金

 ATM(自動現金取扱機)を使う

 ●日本からの送金と日本への送金

 

損害保険

(お断わり)「KOJINHOKEN.COM」について

 

自動車保険、テナント(借家人)保険、そしてアンブレラ保険??

 

自動車保険の補償内容、ご存知ですか?

 ●事故や違反で「値上がり」

 ●緊急事態 あわてずに!!

 その他のご注意

 (表)典型的な自動車保険補償内容

 

テナント保険は個人賠償付きの総合保険

 (表)一般的なテナント保険補償内容

 

いざという事態に、アンブレラ保険

米国の銀行と日本の銀行

 

 日本の銀行がミスをしてお客様に迷惑をかけたら大変。私も、国内の支店にいたときには、しばしば菓子折りを下げてお客様のお宅まで謝りに行きました。ですから、87年、トロントに初めての海外赴任をした頃、銀行に記帳エラーを訂正させたのですが、その際に一言の謝罪も聞けず、むやみに腹が立った覚えがあります。

 

 当時は、私たち夫婦も、北米の文化になじめず何かと苦労したものです。でも考えてみると、多くの場合、トラブルの原因は2つに分類されることが分かります。ひとつは「お役所的な無責任な接客」と、もうひとつは「日米のシステムの違い」です。

 

● 手形・小切手制度や税制の違い

 

 日本では、企業は、手形や小切手を決済に使っていますが、当座預金の資金不足で不渡りを出すと、手形交換所の広報に掲載されます。指名手配のようなもの。半年に2回やったら最期で、交換所の管轄地域での金融機関取引が一切できなくなります。皆さんが「不渡り」といえば「倒産」のことと思っていらっしゃるのも無理はありません。

 

 銀行は、厳格な金融システムの裁判官ですから、絶対間違いをしてはいけません。一般庶民は、そんな危ない小切手を使うメリットもなく、もっぱらキャッシュに頼って生活しています。利息は分離課税。小切手や普通預金の支払請求書は銀行に残り、税務署は脱税の調査で銀行の倉庫にしまい込んだ伝票を調べるのです。

 

 アメリカでは、普通の人が気軽に小切手を使っています。「アンペイド」を「不渡り」と訳したら怖い言葉になってしまうので不適切かもしれません。当座預金の残高が足りなければ、入金人(小切手を受取った人)のもとに一旦小切手が返って、「どうしてくれる」、「ごめんなさい。改めて、これこれの方法で支払います」という話です。銀行が商取引の決済に深入りすることはありません。

 

 小切手は、日本と違って、毎月の当座預金の異動明細と一緒に、振出人(お金を払った人)の手許に戻ってきます。これは、給与明細や利息明細とともに税務上の重要資料ですから、大事にとっておかなければなりません。そうです。この国では、お金は自分で管理するもの、銀行はそれを手伝うものなのです。

 

● リビング・コストの高い日本社会

 

 日本では、江戸時代からの商慣習が発展して、明治以降、独特の金融制度が確立した模様です。でも、お金も税金も銀行が管理するもの(他人任せ)という社会が本当に良いのでしょうか?そのために銀行は高い事務水準を維持しなければなりません。そして、こうした重装備が積み重なり、日本のリビング・コストは高いものについてしまうのです。

 

 多少の不満は我慢して、アメリカ型自己責任社会の良い点を積極的に評価してみてください。この国の銀行システムは、単純でそれなりに便利にできているんですよ。こちらの小切手には、普通、お金を受取る人の名前が明記されています。小切手の裏にサインするのは裏書(Endorsement)といって、小切手を他人に譲渡したり、担保に入れたり、銀行に取立てを依頼するためにする約束事。お金が動くたびに記録が残る仕組みで、キャッシュ社会(脱税天国)の日本とは大違いです。

 

 

● 預金の種類と金利

 

 さて、ちょっと固い話になりますが、アメリカの金利も、相次ぐ金融緩和で、すっかり下がってしまいました。そうなると、ドル預金は金利が高いからどこの銀行でも良いと思っていたら大間違い。一般的に、金利は、大銀行より地元銀行ごとの方が有利です。

 

 各行とも、多額預金者用に、お金の出し入れがある程度できて定期預金に近い金利が付く預金を用意しています。商品設定がそれぞれ違うので、ここで無理な比較をするのは避けておきます。ご関心のある方は、お電話で、お気軽にご照会ください。ある銀行では、キャンペーンで、期間中に新約した方だけに特別金利を出していましたが、「いつまで続くかは本店で決めることで支店の人間は知りません。明日から、ほかのお客様と同じ金利になる可能性もあります。」ということでしたからお気をつけください。

 

● SSナンバーと母親の旧姓

 

 口座を開設するときに必要なのが、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーです。これは、個人の年金積立ての記録を管理する番号ですが、ちょうど日本の「本籍」のように使われます。銀行では、お客様の年間の利払い額を IRS(この国の税務署)に報告するのに必要です。

 

 取敢えず未取得でも口座は開設できますが、60日以内に届け出ないと、利息に対して罰金が徴収されますから気を付けてください。といっても、SSナンバーがないと会社からお給料ももらえませんから、駐在員の方は真っ先に手続きをなさるはずです。

 

 就労許可のない奥様の場合は、タックスIDナンバー(納税者番号)を取得して銀行取引をすることができます。きっとジョイント・アカウント(共有口座)を開くご夫婦が多いかと存じますが、しばらくはご主人名義の口座で我慢していただいて、いずれかの番号を取ってから署名権者を追加なさるようにしてはいかがでしょう。 

 

 ところで、諸手続きの際に、銀行に限らず、よく聞かれるのが「母親の旧姓(Mother’s Maiden Name)」ですが、なぜかご存知ですか?これは、一種の暗証(本人確認のコード)なのです。せっかく暗証を決めておいても、みんな簡単に忘れてしまうのですね。

 

● デビット・カードとクレジット・カード

 

 クレジット・カードは、残念ながら、SSナンバーを取れるまで手続きをしていただく訳にはいきません。免許証やSSナンバーがないと、小切手で買物することもできない場合が多く、しばらく不便ですが1ヶ月くらいの辛抱でしょう。

 

 クレジット・カードという言葉には、もともとお金を借りるという機能が含まれているのですが、日本では使っただけ翌月自動的に口座から引き落とされるのが普通です。割賦払いにしたいときは、お買物のときにあらかじめお店に申し出ないといけません。

 

 こちらのクレジット・カードは、月々に請求が来ますが、ほんの一部を払う(小切手を郵送)だけでも構いません。残りは自動的に借金になる仕組みです。当地の給与は大抵2週間ごとに支払われますが、それでも給料日を待ちかねているようなアメリカ人にはぴったり合っています。

 

 デビット・カードは、日本のクレジット・カードに似ていて、お買物代金が、その都度、口座から引き落とされます。ATMでお金を下ろす機能も付いていますが、クレジット・カードしか使わない方は、混同しないようにATM専用カードを作ることもできます。

 

 ところで、クレジット・カードの請求内容に間違いが見付かったら、どうなさいますか?通常、ミスは銀行ではなく、カードで支払った相手の問題ですから、相手に直接抗議して清算させるのがベストの解決方法です。ただ厄介なことに、クレジット・カードは個人の秘密に関わるというので、相手が代理人に対してはなかなか口を聞かず、親しいアメリカ人に頼む手も使えないことがあります。

 

 そうかといって、その分の代金を払わないでおくと、銀行への借金になってしまいます。文書ベースで、銀行経由、照会することも可能ですが、時間はかかるし解決の保証もありません。ご自分で頑張るしかないケースも多いことでしょうが、私たちも何かのアドバイスくらいはできるかもしれませんよ。

 

お車のご購入とファイナンス

 

 赴任して、まず必要になるのが車です。日本と比べると、この国では中古車の市場価格がはるかに高く、新車を買って数年で売却することになっても、それほど惜しくはありません。大雑把にみて、3年で3万6千マイル(6万キロ弱)未満のトヨタ車ならば、投資額の半額前後が返ってくるとあてにしていいのではないでしょうか。もちろん、適切なメンテナンスが前提です。現金で買っておけば、帰国時の貴重な予備費として活きてきます。

 

 しかし、現金払いは、とかく理想論。現実は、何らかのファイナンスをした上で、会社の補助に合わせて月々の返済をしたいという方が大部分です。ファイナンスには、大きく分けて「リース」と「ローン」の2種類がありますが、どこが違うのでしょうか。

 

「リース」と「ローン」

 

 リースもローンも、お金の出所は銀行などの金融機関ですが、リースの場合、車は金融機関が買ってご本人はリース料(車の使用料)を払うのに対して、ローンの場合、金融機関から借りたお金でご本人が車を買い利息を納めることになります。

 

 もっと具体的に言えば、ローンが満期になると車は100%自分のものになりますが、リースでは金融機関に車を返すか残存価格(Residual Value)を払って買い取るか選択することになります。ですから、ファイナンス期間が同じなら、月々のローンの利息は、リース料よりかなり高めです。

 

 でも、待ってください。5年のローンと3年のリースを比べてみると、月々のお支払いはあまり変わりません。仮に、3年で解約するとどうなるでしょう。車を酷使していなければ、通常は、車の売却代金で残りのローンを完済することができ、3年を過ぎると、普通はおつりが残るようになります。

 

 自動車ローンは期限前解約でも(今のところ)違約金を取らないことになっていますが、反対に、リースの場合には、期限までのリース料全額を払わなければならない決まりになっていますから注意してください。

 

● マイレージ制限

 

 もうひとつ、リースには必ず走行距離の制限があるので気をつけてください。普通は、年間1万2千マイル(2万キロ弱)ですが、仕事で使ったり、休暇で旅行に行ったりすると簡単に越えてしまいます。超過マイレージについては、1マイル10セントの罰金を払わなければなりません。

 

 ディーラーの広告に出ているリース料はべらぼうに安くお客様が足を運びたくなる価格に設定されていますが、たいてい5年の長期リースで、3千ドルくらい頭金を払う条件付きです。広告欄の隅に、小さな字の注意書きがある筈ですから、必ず読んでください。

 

 そんな訳で、赴任期間のはっきりしない方々には、本当は、リースより自動車ローンの方が向いているのではないでしょうか。アメリカ人の中でも、7割の人が、リースよりローンを選んでいます。

 

● 自動車ローン

 

 もっとも、アメリカに来てから日が浅くクレジット・ヒストリー(個人の信用の履歴)のない駐在員の皆さんには、残念ながら簡単にお金を貸してくれる金融機関がありません。皆さんの借入やクレジット・カードの支払いの実績は、民間の調査機関が姓名、生年月日とSSナンバーで管理しています。赴任して1年もたつと手のひらを返すように、手紙や電話でカードの勧誘がうるさいほど来るようになってきます。

 

 以前は地元銀行との約束で、駐在員の皆さんには最優遇金利で借りていただくことができたのですが、責任者が変わって少し高くなりました。今は、その都度、複数の金融機関に一番よい条件を提示してもらうしかありませんが、借入期間が短く現金の支払いが多ければ金利条件は改善されます。

 

 ついでに、老婆心ながらアドバイス。新車と中古を一度に買うケースでは、なるべく、中古の方に現金を使った方がお得です。中古車ののローンは、新車と比べて、古くなればなるほど金利が高くなります。

 

円とドルを換える

 

 米ドルを送金して円で受け取るには、こちらの銀行で円転するか、日本の銀行で換えてもらうか、大きく分けて2つの方法があります。数万ドルあるいは数百万円もの大金になってきますと、個別に、銀行と条件を交渉できます。

 一般の金額の場合、米銀の為替レートは割高です。邦銀は、1ドルにつき1円の為替のさや(利益)を取っていますが、この程度はあきらめてください。米銀で円に換えてから送金すると、邦銀に1/20%の手数料を徴収されるかもしれません。

 

 もっとも、円でいくらになるか自分で確認するには、こちらの米銀で円転するか、お取引口座のある邦銀の支店担当者と電話で連絡を取り合って円転を依頼するしかありません。 送金の過程で、大きく為替レートが動くこともありますから、これが絶対お得という送金方法はありません。

 

 日本から円の現金を持って来て、こちらで換えるのは絶対やめましょう。まずドルに換えてくれる銀行を探すだけでも大変ですが、何より、1割くらい手数料で持っていかれますから、大損です。日本でドルの現金に換えて持ってくれば、1ドルにつき3円の手数料(為替レートに込み)で済みます。

 

 それより、もっとお勧めしたいのがトラベラーズ・チェック(旅行者小切手)。日本で、1ドルにつき1円の手数料(為替レートに込み)で発行してくれます。こちらに着いたら、銀行口座を開いて、持ってきたトラベラーズ・チェックを入金すればよいだけのことです。小額のチェックでは、何枚も署名するのは面倒ですから、額面は百ドルとか大きくして枚数を減らしておいた方が楽です。

 

 

 

具体的な利用方法について

 

手続きに必要な用紙などは、地元のセントラル・バンクのものをサンプルとして使用しました。

 

● 口座のご新約

  1.  ご希望の当座預金や貯蓄預金、定期預金の種類を「お申込書」に記入してください。

  2. パスポートや運転免許証など本人を証明する書類(1通は顔写真付き)が必要です。

  3. 「お申込書」の裏面はクレジット・カードの申込書になっていますが、この黄色の欄だけ記入してください。クレジット・カードを申し込まない場合には、ご署名もいりません。

  4. ソーシャル・セキュリティ・ナンバーがなくてもご新約はできますが、60日以内に取得してご報告いただかないとお利息に税務当局の罰金が科せられますので、あらかじめご了承ください。

  5.  お住まいが未定の場合はご勤務先のご住所を代用していただいても構いませんが、お取引の明細のご郵送先ですから、決まり次第ご連絡ください。

  6. 口座開設の正式なお申込書はコンピューターより出力されます。内容をご確認の上、ご署名ください。

● ATM(自動現金取扱機)カードとデビット・カードのお申込み

  1. 当座預金や貯蓄預金をお持ちのお客様には、無料で、ATM(自動現金取扱機)カードまたはデビット・カードを発行いたします。ATM(自動現金取扱機)カードは、ATMで現金や小切手の入出金をするためのカードで、デビット・カードは、そのほかに、クレジット・カードと同じようにお買物に使えるカードです(代金は、その都度、口座から引き落とされます)。

  2.  コンピューターから出力されるお申込書の内容をご確認の上、ご署名ください。

  3. ATMのご利用方法は別途ご説明しますが、普段ご利用されている銀行以外のATMをご利用になると、ご利用なさっておられる銀行の手数料1ドルと当該ATMの所有者の手数料(通常1ドル以上)がかかりますのでお気をつけください。

  4. 1日に引き出せる現金の限度は銀行により決まっていますが、交渉すれば増額してもらえるかもしれません。ただし、盗用された場合のリスクも増えるわけですから、ご注意ください。

  5.  申し込んでから2週間もしないうちに、カードと暗証番号(PIN Number)が、別々に、郵送されてきます。暗証番号を変更なさりたい方は、免許証などの本人確認書類を持って最寄りの支店にいらっしゃると、ご自分で機械を操作して好きな番号に替えることができます。

  6. デビット・カードご利用の代金は、その都度、ご指定の当座預金口座から引き落とされます。小切手の場合もそうですが、残高管理をうっかり間違え決済する資金が足りなくなっても、優良なお客様(口座開設後30日以上経過し平均の残高が300ドル以上あることが条件)については一定額立て替えて支払うことにしています(お客様の権利ではなく銀行の厚意ですから、連絡あり次第不足額を補填していただく決まりです)。

  7. それでもご心配な方や、すぐに不足額を補填するのをわずらわしいと思われる方は、有料ですが、当座預金を、貯蓄預金かクレジット・カードにリンクして不足額が自動的に振り替えられるようにしてください。

● クレジット・カードのお申込み

  1. 普通、クレジット・カードは、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを取った上でないと受け付けられません。

  2. クレジット・カード発行申込書に必要事項をご記入、ご署名の上、提出してください。ただし、「お近くの親族の欄」については、無理に記入していただく必要はありません。申込書の取扱規定には、年間手数料が有料となっていますが、お取引の預金の種類によっては免除される場合があります。

  3. クレジット・カードを使ったお買物の代金は、毎月の閉め日から数えて25日、お支払請求書に記載の締切日までに支払えば無利息ですが、現金を引き出した場合は、その日から入金の日まで所定の利息がかかってきます。

  4. 支払請求書に、MINIMUM PAYMENT(最低支払額)という金額が記入されています。毎月のお支払が締切日に間に合わないと遅延損害金が生じますが、これだけ払っておけば延滞にはなりません。もちろん、残りはお借入となり利息がかかってきますが。

  5. クレジット・カードのご利用明細に間違いが見付かったら、どうなさいますか?通常、ミスは銀行ではなく、カードで支払った相手の問題ですから、相手に直接抗議して清算させるのがベストの解決方法です。ただ厄介なことに、クレジット・カードは個人の秘密に関わるというので、相手が代理人に対してはなかなか口を聞かず、親しいアメリカ人に頼む手も使えないことがあります。そうかといって、その分の代金を払わないでおくと、銀行への借金になってしまいます。文書ベースで、銀行経由、照会することも可能ですが、時間はかかるし解決の保証もありません。結局、ご自分で頑張るしかないケースが多いのですが、私たちも何かのアドバイスくらいはできるかもしれませんよ。

● 小切手を使う

  1. 当座預金を開くと、その場で仮の小切手帳が手渡され、続いてご自宅にお客様のお名前とご住所,口座番号の印刷された小切手帳が何冊も箱に入って送られてきます。だんだん慣れて小切手を使う機会が増えてくると、箱入りの小切手帳もすぐになくなるようになってきます。

  2. 小切手をお買い物で使う際には運転免許証など身分証明書の提示を求められるのが普通です。受取人欄に「Bearer」と書くと、持参人払といって誰でも銀行で換金できる小切手になりますが、紛失したりすると危険ですから,必ず相手の名前を書き入れましょう。逆に、小切手の裏面に「For Deposit Only」と記入すると、銀行は自行に口座を持っているお客様以外には支払えなくなりますから安心です。

  3. 日付はあまり重要でないようですが、先日付の小切手は日付の前でも原則有効、発行後半年以上経過した小切手は原則無効ですから注意しましょう。

  4. 金額には数字と英字の2つの欄がありますが、両欄の内容が異なる場合には英字表記の方が有効とされますからこれも気を付けましょう。後から誰も金額を改変することができないように、英字は左詰めで書き、セントは、たとえば15セントならば “and 15/100”と記入して右側に横線を引いてスペースを埋める習慣です。

  5. 小切手を渡した相手が、紛失や盗難を理由に再発行を依頼してきたらどうなさいますか?相手が信用できる人で金額も小さければ、あまり気にせずに再発行してあげても実害はないでしょう。でも相手がだます気ならば2度入金することも簡単にできるわけですから、こんな場合には銀行にストップ・ペイメント(支払停止)を依頼してから再発行する手順を踏みます。ストップ・ペイメントには手数料がかかりますから、相手に払わせるのが筋でしょう。

● 店頭で入出金

  1. 小切手帳の末尾に「Deposit Ticket(入金票)」が何枚か綴じ込まれていますが、店頭で入金する場合には普通これを使います。右の一番上の行には、小銭も含めて入金する現金の合計を書きます。2行目から4行目には、入金する小切手の番号と金額を書き、現金と合わせた金額の小計を5行目に書き入れてください。コインが多いときは、ご自分で巻く紙がありますから、店頭であらかじめ束ねてくださいね。

  2. 一部を現金で持ち帰りたい方は、6行目にお引出しの金額を書き入れます(このケースに限り現金受領の署名が必要)。7行目の差引が口座に入金される最終合計額です。入金票はロビーにも備え付けられていますが、口座番号を記入しなければなりません。口座番号を忘れたら、顔見知りの担当者に聞けば教えてくれるでしょう(運転免許証を見せるように言われるかもしれません)。

  3. 小切手裏面のはじに署名をする行為は「Endorsement(裏書)」と呼ばれ、小切手を他人に譲渡したり銀行に取立てを依頼する意味がありますが、小切手をいったん自分の口座に入金する場合は裏書不要です。ただし政府(連邦/州)や保険会社発行の小切手を入金する場合や直接換金したい場合だけ必要です。

  4. 単純に現金を引き出したい場合は、受取人名の欄に「Cash」と書いた小切手を振り出してテラーに手渡すだけです。貯蓄預金については小切手を発行してもらっていない方、小切手を使いたくない方は、ロビーに備え付けの「Withdrawal Sheet(支払票)」を使ってください。アメリカ人は、こうした入出金をドライブ・スルーでやるのが好きです。お客様がお金や入金票を容器に入れて気送管で送ると、事務処理後オフィスから帰ってきた容器にはレシートが入っているという仕組みです。

● ATM(自動現金取扱機)を使う

  1. ATM(自動現金取扱機)は各支店とその他で24時間稼動していますが、ぶっそうですから夜間のご利用はなるべく避けた方がいいでしょう。「MAC」と「Cirrus」というステッカーが貼ってあるATMなら、世界各地で利用可能ですが、よその金融機関のATMを使うと、前にも述べた通り手数料がかかります。

  2. 現金の引き出し方からご説明しましょう。最初の画面は「Welcome(いらっしゃいませ)」。カードを入れるイラストが示す通り、まず挿入口にカードを入れます。

  3. 次の画面のイラストはテンキー(1〜0のプッシュボタン)から指で番号を入力しているところです。中央に「After PIN Number Entered」、左寄りに「<…Press Here」という文章、これは「暗証番号を入れてから、矢印の位置にあるボタンを押してください」という意味です。そういえば、あまり矢印らしくは見えませんが「<…」の先に操作ボタンがたてに4つ並んでいます。そこで、皆さんの4桁の暗証番号をテンキーから入力し、一番上の操作ボタンを押します。

  4. 3番目の画面には操作ボタンを選んで押す図が付いていて、お客様の目的を聞いてきます。上から「<…Fast Cash」「<…Deposit」「<…Withdrawal」「<…Other」と4つの選択肢が表示されます。当座預金から40ドル(定額)引き出すなら一番上のボタンを押して完了ですが、その他の場合は上から3番目のボタンを押し、操作を続けます。

  5. 4番目の画面から図はなくなります。現金を引出す口座はどれか聞いてきますから、当座預金なら「<…From Checking」、貯蓄預金なら「<…From Savings」のボタンを押してください。

  6. 5番目の画面では引出す現金の額を聞いてきますからテンキーで入力してください。金額は10ドル単位です。正しく入力できたら「<…Press If Correct」のボタンを押して完了、間違えたら「<…Press If Incorrect」のボタンを押して入力し直します。

  7. 現金と計算書が出てきますから受け取ってください。最後の画面では、入金や残高照会などほかのお取引を続けるかどうか聞いてきますから、おしまいにするなら「<…Press If No」のボタンを押します。カードが戻ってきますから、忘れずに受け取ってください。

  8. 何か失敗しても心配することはありません。テンキーの隅にあるキャンセル・キーを押せば、途中で取引を中断して抜け出すことができます。

  9. ご入金の場合は、事前に、記入済みの入金票と現金や小切手を入金用の封筒に封入して用意しておいた方が良いでしょう。

  10. 3番目の画面で「<…Deposit」のボタンを押すと、4番目の画面で入金先の口座はどれか聞いてきます。当座預金なら「<…Into Checking」、貯蓄預金なら「<…Into Savings」のボタンを押してください。

  11. 5番目の画面では入金する金額を聞いてきますから、お引出しの際と同様に、テンキーで入力し確認ボタンを押します。あらかじめ用意していた封筒を入金封筒挿入口に差し込むと、封筒が自動的に吸入されて手続きは完了です。

  12. 残高照会をするには、3番目の画面で「<…Others」のボタンを押します。続く画面で「<…Payment」「<…Inquiry」「<…Transfer」「<…Return to Main Menu」と聞いてくるので上から2番目のボタンを押してください。

  13. さらに、「<…Checking Available Balance」「<…Savings Available Balance」「<…Credit Card Available Balance」と聞いてきたら、残高を知りたい口座を指定してください。当座と貯蓄預金の残高は、日本語では「お引出し可能残高」と訳すべきでしょうか。日本ほど厳密ではないのですが、小切手は決済が確定する(不渡りで戻ってこないこと)まで、現金引出し額を制限する決まりがあります。

 

● 日本からの送金と日本への送金

  1. 日本からの送金を確実に自分の銀行口座に入金するためには何が一番重要でしょうかください。ここに「Routing Number(ルーティング・ナンバー)」という数字が印字されていますが、これが全米でお金の配達先を示す番号です。日本から海外へ送金する際の依頼書は、銀行によってまちまちですし、0421-00146」です。

  2. 口座番号が分からなくなったら、ルーティング・ナンバーの右を見てください。順序は銀行によって違いますが、小切手番号と口座番号が並んでいるはずです。

  3. 日本の銀行と違い、皆さんの口座は特定の支店に属しているわけではありませんから、送金先には本店の住所を記入しましょう。セントラル・バンクの正式名は「Central Bank and Trust Co.」、本店住所は「300 West Vine Street, Lexington, Kentucky 40507」です。

  4. 反対に、日本に送金をする場合には、送金先の支店名を必ず書き込んでください。銀行の合併や支店の統廃合が進み、いつのまにか名前が変わってしまう時代ですから、日本の取引銀行の動向に気を付けていてください。たとえば三井住友銀行の場合、英文ではなぜか三井と住友が逆で「Sumitomo Mitsui Banking Corporation」となります。

 

 

 

 

 

 

(2001年5月初稿、2005年9月一部改訂 T.山田)

 

 


 

(お断わり) 「KOJINHOKEN.COM」について

これまで、AJGという大手保険ブローカーの日本人向けプログラム「KOJINHOKEN.COM」をお勧めしてきましたが、昨年末に、AJGより、12月31日付けで同部門の責任者がAJGから離れるとの通知がありました。その後、その方には何度も電話を入れたのですがお返事がありません。

関係者の話を総合しますと、AJGの「KOJINHOKEN.COM」部門は独立ブローカーとなって、引き続き日本人向けプログラムを続けるものと推測されます(直接確認できておりません)。その場合、契約者の皆さんには、個々に何らかの連絡や通知があるのではないかと考えます。

保険自体は皆さんと保険会社の契約ですから、仲介する保険ブローカーが変わっても保険契約上の権利は損なわれないそうです。保険契約に付随するサービス(日本語による契約やロードサイド・サービス等)も、今後も変わりなく続けられる予定かもしれませんが、これまで私たちには何の説明もなく困惑しています。「KOJINHOKEN.COM」自身のHPによれば、1月1日現在では依然としてAJGのサービスとして紹介されています。

状況が明らかになるまで、「KOJINHOKEN.COM」を積極的にお勧めするのは控えることにいたします。何か不都合があって保険ブローカーを変えたい方がおられましたら、他のブローカーの日本語サービスの内容や連絡先を調べることもできますので、ご遠慮なく私たちにご相談ください。

 

自動車保険、テナント(借家人)保険、そしてアンブレラ保険??

 日本にいても敬遠したい話題なのに、ましてやアメリカで保険など、ややこしくて聞きたくないという方も多いでしょう。でも、下にわかりやすい解説図を書いてみましたから、この際、勉強してください。

 個人向けの損害保険は、自動車保険と住宅関連のテナント保険(…貸家の場合)の2種に大分類されます。それぞれ@自分の被災額を保障するだけではなく、A他人に対する賠償責任をカバーする重要な役割を負っていますが、補償限度額が低くて万が一死亡事故を起こしたら不十分です。アンブレラ保険は、こうした高額賠償のケースをカバーするために、自動車保険やテナント保険と一体になった保険です。

 テナント保険は家財の損害をカバーします。大事な家財は持ってきていないないから掛けなくてよいとお考えの方もおいででしょうが、ゴルフで他人に怪我をさせてしまった場合は大丈夫ですか?日本の保険で、海外赴任中の事故による賠償責任をカバーしているか念のため確認してください。また、テナント保険を掛けないことにはアンブレラ保険が掛けられません。テナント保険を掛けても、自動車保険とのセット割引で、保険料の総額はあまり変わらないかもしれません。

 一番重たい自動車保険の保険料は、保険条項、居住する地域、車種、運転者の年齢や性別など様々な要素を織り込んで決まります。算出方法も随時変わるようですから、保険会社ごとの料金を比較するのは素人には楽ではありません。初めてアメリカに赴任した方は「運転暦なし」と見做されますから、ディーラーに勧められるままローカルの保険ブローカーに頼んだりすると法外な保険料を請求される羽目になります。保険会社はお知り合いの日本人の皆さんによく相談して決められるとよいでしょう。周りに相談相手がいない方は、ご遠慮なく私たちにご照会ください。

●自動車保険の補償内容、ご存知ですか?

 前述のように、「対人賠償責任」「対物賠償責任」の不足額はアンブレラ保険でカバーする仕組みですから、対人賠償でも一人当たり25〜50万ドルが最高限度です。

 「無保険者傷害」は、無保険やひき逃げなど加害者に求償できないケースで皆さんの身体的傷害を補償、「搭乗者傷害」は皆さんの過失の有無にかかわらず搭乗者に医療費を支払う保険です。

 「衝突車両」は自動車事故による物損を補償する保険です。相手に過失がある場合は、自分の保険会社が一部立替払いして、先方の保険会社と交渉してくれます。逆に、これを掛けていないと、相手の保険会社と、自分で交渉しなければならなくなります。

 「包括車両」は自動車事故以外の原因による物損が対象です。補償金は、あらかじめ約束した免責額を差し引いて支払われるのですが、ケンタッキーの特例でフロントの窓ガラスが割れた際は全額補償が受けられます。

 車が動かなくなった場合の「レッカー車費用」や事故車両を修理中の「レンタカー費用」を一定額支払う保険条項もありますから、ご自分の保険契約をよく勉強しておかないと、いざというとき損をします。 

●交通違反で「値上がり」する保険料

 

 交通違反をすると、違反の点数が増えるだけならともかく、自動車保険の保険料が高くなってしまいます。さらに、過失による重大事故や悪質な違反が重なると、どこの保険会社も引き受けてくれない最悪の事態になる可能性さえあります。ご注意ください。

 

 軽い違反なら、受講により違反の事実が取り消されます。メルマガ「ケンタッキー・e-ニュース」第6号に、最近スピード違反で捕まり講習を受けた方のレポートが寄せられました。交通違反で捕まった場合の注意、ケンタッキー州の減点システム、飲酒運転の要件などがつづられています。全文を読む

 

交通事故 あわてずに!!

 

 事故が起きてしまったら、現場保存も大事ですが、2次災害が起きないように事故車を安全な場所に移動しけが人を救護しましょう。 911に電話するとパトカーと救急車と消防車がセットで来ます。緊急の手当てや火災の心配がなくても、必ず警察だけには来てもらって、事故の大小にかかわらず、ご自分の証言をはっきり主張しなければなりません。

 事故の相手の免許証と保険のIDカードの提示を求め、相手を確認します。相手に対して過失の有無についての発言をしてはいけません。氏名、住所、電話番号、免許証番号、事故車の車種、プレートの番号、車の所有者の氏名、住所、保険会社名、証券番号を記録してください。目撃者がいれば、目撃者の氏名と住所、電話番号も控えます。

 ほかに日時や現場の場所、運転手の名前、事故の状況、事故車の車種、連絡先、警察のレポート番号、管轄署と警察官名、けが人の名前と状態など保険会社に聞かれることはたくさんあります。その場が一段落したら、修理の見積もりを取り、保険会社の指示を待っていただくことになります。 

●その他の注意:車の貸借/お子様の免許/レンタカー

 他人に車を運転させてあげて事故が起きた場合でも、その車にかかっている保険が運転者の保険に優先して適用されます。結果的に保険料が上がってしまうと、その分の支払いをめぐって、事故を起こした人とギクシャクした関係になりかねません。特に、仕事で同僚と出かけるときには、何といっても会社の車を使うに限ります。

 「郷に入れば郷に従え」で、お子様が16歳になり次第、運転免許を取らせているご家庭が多いようです。若年者ドライバーが保険に加入すると保険料は目が飛び出るほど上がりますから、あらかじめ見積もりを保険会社に聞いて覚悟しておきましょう。でも、この車社会のアメリカでは、お子様がいつどこでどんな車を運転することになるか分かりません。常に、免許をお持ちのご家族全員の名前が保険証券に記載されるように手配しておくことが肝心です。自動車学校で教習を受けたり現地校の成績証明を出したりで割引がありますが、条件が変わることもあるので、その都度確認してください。

 プライベートの旅行先(米国・カナダのみ)で借りるレンタカー(乗用車)については、保険条件次第で、ご自分の所有車と同等の補償が得られます。ほかの保険会社と契約している方は、バケーションの前に、念のため確認しておいてはいかがですか?


       
典型的な自動車保険補償内容

担保項目

対象となる補償

保険金額

保険の対象にならない主な項目

Bodily Injury

(対人賠償)

車の事故で相手側に(身体、物的)損害賠償責任を負った場合の補償

一事故/50万ドル

一人/50万ドル

1.故意によるもの

2.使用人

3.車に取り付けされていない所有物

4.商業目的での使用

5.許可の無い人の使用

Property Damage

(対物賠償)

 

一事故/10万ドル

 

Under/Uninsured Motorist

(無保険、低額保険者賠償責任補償)

事故の加害者(相手側)が無保険、低額保険で身体損害を受けた場合の補償

一事故/50万ドル

一人/50万ドル

1.被保険者の車

2.許可の無い人の使用

Medical Payment

(搭乗者損害補償)

被保険者および搭乗者への医療費補償

一人/5000ドル

通常の目的以外での車の使用

Collision Coverage

(衝突車両補償)

衝突事故により車の損害補償

修理代または全損の場合は、お車の現価評価額

1.自然消耗

2.商業目的での使用

3.法的罰則の理由による損害、没収

4.無線等による損害

Other than Collision/Comprehensive

(包括車両補償)

火災、盗難、いたずら、天災等によるお車の損害補償

 

 

Towing

(レッカー費用)

車が作動しない場合のレッカー費用

一件/50ドルから75ドル

 

Rental

(レンタルカー費用)

保険で認められた理由のよる修理期間中の代車レンタル補償

一日30ドル、30日間まで

保険金額を上回ったレンタル費用

 

テナント保険は個人賠償付きの総合保険

 いわゆる火災保険といえばホームオーナーズ保険ですが、当地では多数派の貸家住まいの方はテナント(借家人)保険をかけることになります。自動車保険と同様に、この保険も「自分自身の被災額」「自分の過失による事故の被害者への賠償責任」をカバーする総合保険です。繰り返しになりますが、日本の保険は、必ずしも海外での事故を補償していませんから、ゴルフ・プレー中の事故の可能性などを考えると加入しておく方が無難かもしれません。

 「家財」は、個人の所有物の事故、災害、盗難などによる損害を補償します。通常、補償額は被害品の被害に遭うまで使用済みの価値に応じて決まりますが、新品再調達価格補償をつけておくと同等の新品を買い換えることができます。貴重品類には支払限度があります(例:金、銀製品の盗難$2,500、宝石、時計、毛皮等の盗難$1,000、有価証券$1,000、現金$200)から、超える場合には特約をしてください。

 「臨時生計費」は、火災その他の保険事故によって自宅に住めなくなった場合に備える保険で、ホテルの宿泊費や外食費等の追加費用を補償します。

 借家における水道管の凍結による破裂のために生じた床や天井等の損害はテナント保険ではカバーされません。冬は外出の際にも暖房を切らないというのが、当地では鉄則ですがご存知ですか?

 「個人賠償」は、契約者とご家族の方が、故意や違法行為以外の理由で、日常生活に起因する事故により第3者に負った対人/対物の賠償責任をカバーします。「臨時医療費」は、本人、家族以外の人が自宅の敷地でけがをした場合に、過失の有無に関係なく緊急医療費を支払います。

いざという事態にやっぱりアンブレラ保険

 アンブレラ保険は上乗せ保険。テナント保険(ホームオーナー保険)自動車保険の両方を契約している方だけしか加入できません。ただし、独身や単身赴任で日頃カンパニー・カーを運転しておられる方でも、「Non-Owned Auto」という個人の用でレンタカー等を利用する保険をかけ、さらにアンブレラ保険に加入することは可能ですからご安心ください。

 訴訟社会のアメリカことです。当地に駐在して暮らすからには、1〜2百万ドルの損害賠償を請求されても困らないよう、あらかじめ備えておいた方がよいのではありませんか?

(2001年5月初稿、2007年1月改訂 山田)

  典型的なテナント保険補償内容

 

担保項目

対象となる補償

保険金額

対象外の主な項目

Personal Property

(家財損害補償)

個人の所有物が火災、天災、盗難にあって場合の損害補償

一件/2万ドル

損害補填の方式はActual Cash Valueで現価再調達価格です

家、他人の所有物

Loss of Use

(臨時生計費用補償)

保険対象事故により余儀なく支払わされた臨時支出費用を補償

一件/4千ドル

保険対象外の臨時支出費用

Personal Liability

(個人賠償責任補償)

自動車事故以外による個人賠償責任を負った場合の補償

一件/30万ドル

故意により負った賠償責任

Medical Payment

(臨時医療費用補償)

過失賠償責任の有無に関われず医療費用の補償

一件/2千ドル

被保険者とその家族