ハロッズバーグ通 ハロッズバーグ通は、”South Broadway”の延長です。 大都会から小さな村まで、この国にはMain StreetとBroadwayが交差するダウンタウンを中心に発展してきた街が多いようですが、レキシントンもしかり。 Broadwayは名牧場が多い北東Bourbon郡のParisから開拓初期の州都南西Mercer郡のHarrodsburgを結ぶ国道68号線です。30分ほど南下してケンタッキー川のくねくね道を越えたあたりにはシェーカー教徒の村があって観光名所になっています。 空港やKeeneland競馬場に近くニューサークル4の内側は早くから開けていたようですが、外側には牧場が一杯残っていて次々に大型住宅中心のサブディビジョン(団地)に転用されています。人気の高いP.L. Dunbar高校があるせいでしょうか、学齢期の子供を持つアメリカ人でわざわざ越してくる家庭もあるようです。
この町の日本料理屋さんは、それぞれの個性で楽しませてくれます。その先右(西)側、うす茶色の地味なオフィス・ビルに入っているSeki Restaurant、「味の分からないアメリカ人にはまともなものは食わせられない」と言うプライドが高い板前さんがいますが、セキさんの場合は正反対。誰にでも美味しいものを安く食べてほしいというのがモットーで、お店の内装も全部手作り、ビールやおつまみの枝豆はセルフ・サービスと、はぶける経費は徹底してはぶいています。アメリカ人の固定客も多く、毎晩売り切ってしまいますから材料は常に新鮮。いつも一杯なので必ず予約が必要です(Tel:254-5289)。 その南、St. Joseph HospitalやLexington Clinicのある地域の一角にはCampbell House Innがあります。競馬目当てに世界中から集まるお金持ちを迎えるために建てられた伝統のあるホテルです。ロビーには、サラブレッドにちなんだアクセサリーなど素敵な土産物を並べた売店があります。ここのレストランのお昼のバッフェは、スープが自慢、お手頃です。経営難のゴルフクラブは市が買い取り、Picadome Golfとして再スタートしています。
Turfland Mallの旗艦店はデパートのDillard’s。60年代の終わりにできた由緒ある近代的モールですが、昨今は若いフェイエット・モールなどのニコラスビル通組に押され気味で、ここ一番の大改装で失地回復作戦に挑んでいます。Dillard’s for the Homeは家具から雑貨まで家回りニーズ専業のデパート、奥様方が日本に持ち帰る上等な台所用品を探されるには向いた場所です。よそではあまり見かけない米国らしくて面白い電化調理器具もたくさん揃えてあります。
トヨタがジョージタウンに工場を作ることになって86年に準備事務所を開いたのが、ニューサークル4の高架の南東わきに立つ10階建てビル「コーポレート・センター」。当時は、4銀行を含め日系企業で一杯だったそうです。向かい側、見渡す限りの空き地に何かが建ち始めたのは96〜97年の頃でしたが、またたくまにショッピング・センターを従えた大サブディビジョン(団地)に化けてしまいました。 ここで特記したいのはLiquor Barn。ケンタッキー特産のバーボンはもちろん、世界中のお酒を集めています。ビールだけでも300種類以上と聞いたことがありますが数えてみたことはありません。おそらく真実でしょう。最近は日本酒の種類も増えました。焼酎も置くようになったのは、まことにありがたいことです。 ワインの味はお分かりですか?お酒が好きな方にも、利き酒はなかなか難しいもの。でもご安心。ここでは、個々の銘柄にお店独自の評点を付けているのです。経済的にワイン学を極めようとなさる方は、安くて点数の高いブランドを探すことから始めましょう。おつまみのコーナーには欧州産の上等なチーズやサラミが並んでいます。本社の職場仲間へのお土産には、バーボン味がしみたMaker’s Markのチョコレートが喜ばれること確実ですが、ここなら、大抵いつでも買えます。大事な方への贈り物には、1年に1度ダービーの朝売り出すMaker’s Markの記念ボトルを頑張って手に入れましょう。 空港に近いので、ビジネス・ホテルが3軒もあります。アスレチック・クラブのYMCA、郵便局、図書館、大型のKrogerもできました。レストランは、ファミリー・レストラン風のMax & Erma’s、メキシカンのEl Chico、南部風味付けのApplebee’s、一日中朝食セットのようなWaffle House。Kobe Houseは「和食」の看板をかけていますが、非日系のお店ですから要注意。 次々に新しい住宅街やショッピング・センターができていく中で、Palomar Centerも、もはや古株の部類に入ってきました。食品スーパーのWinn-Dixieとドラッグ・ストアのRite Aidが隣り合った手軽な買物向きのモールです。Aceは小柄なホーム・センター。大工仕事や庭仕事の相談に、量販店よりは、ずっと親切に応じてくれます。ちょっと遠方の方も、ここのレストラン2軒は知っておくと便利です。Roy & Nadine’sはダウンタウンの有名なA La Lucieの姉妹店、お手頃価格のAsian Windは他の中華と少し趣きの違う味付けで日本人の固定ファンを抱えています。 さらに下ってJessamine Countyの境界を越えたところに、3つ目のKrogerがあります。それもその筈、Krogerはシンシナティ生まれの全米No.1スーパー・チェーン。生鮮食品コーナーで「ゴロゴロ」音が鳴り出したら注意、「ピカピカッ」と光ってシャワーが始まります。もちろん、野菜や果物を新鮮に保つ仕掛けですが...。ダウンタウンからは6マイル、約10キロのハロッズバーグ通のご案内でした。 空港の南、マノワー通東側の小高い丘の上にMan O’ War Golfがあります。この打ちっ放し練習場は、パットやアプローチ、バンカー・ショットの練習もできる本格派で、メンバーでなくても大きなボールのかご(バケット)を買えば、付属設備を利用できます(その都度、確認してください)。
ゴルフ・ショップも、専門店並に充実しています。買いたいクラブがあったら、その場で試打できるからうれしい。えーっ、もちろんボールもサービスですよ。 (2000年12月 T.山田) |