寄稿 (交通違反の体験談)

交通違反でつかまったら⇒講習と減点システム (付録)飲酒運転について

 最近、KY州内でスピード違反で捕まり講習を受けた方から、皆さんへのご報告です。私も8年前に1回経験しましたが、スピード違反をすると保険料が高くなりますから気をつけましょう。軽い違反なら、受講により違反の事実が取り消されます。

 講習会場違反者が選べるそうで、この方はバーズタウンのトラフィック・スクールで受けました。たいていのトラフィックスクールは夜6:15〜10:00ですが、夜勤の人のためには週末や日中の時間をオファーしているところもあるとのことです。 

 寄稿内容の大部分は講習で仕入れた情報だそうです。私のコメントは、青字で表記しました。

1. 運転中に警察に捕まったら…

車を運転していれば警察に捕まることもあるかと思います。 理由は交通違反、危険運転、自動車がたまたま犯罪に使われた車と同一車で確認のために止められた……など様々ですが、その際に警官と運転者双方の安全のために以下のように行動することを奨められております(ケンタッキー州運転局安全講習マニュアルより抜粋)。

  1. 別の車にとって邪魔とならない安全な場所を見つけ次第、道路の一番右端に車を寄せる

  2. シートベルトはつけたままに (シートベルトをつけていないだけで罰金・罰点の対象となります)

  3. 点滅灯を点灯

  4. エンジンを切り、夜ならば室内灯をつける

  5. 運転席側の窓を開け、手をハンドルの上に乗せ(武器を持ってないことをアピールするために)、冷静に警官が来るのを待つ

  6. 警官が来たらその指示に従う

通常はまず免許証・自動車保険の証明書・自動車登録証(Title)の提示を求められ、そのときに警官にどの理由で捕まったかを説明されます。 違反の場合ですと警官はいったん車に戻り、数分後に違反切符を持って戻ってきます。 この際切符にサインを求められますが、これは「かくかくしかじかの容疑で警官に止められたという事実」に対してのみです。 たとえここで容疑に不満があったとしてもここはサインし、容疑に関しては法廷で争うことになります。

 

またまれにですが、警官のふりをして強盗、誘拐をするケースもあるようです。

辺りに何もない寂れた一本道で警察に追いかけられた場合には一番近くの商店やガスステーションの駐車場など、目撃されやすいところまで車を寄せるのは待ちましょう。  

2. ケンタッキーのポイントシステムとトラフィックスクール

日本と同様に、アメリカでも交通違反の際にはポイントシステムを採用しています。 2年間で累積12点以上取ると免停の対象となります。 違反点数はその違反の有罪が確定した日から(捕まった日ではありません)2年たてば自動的に取り除かれます。

一番身近な?違反であるスピード違反を例に取りますと、点数は以下のようになります。

  • ハイウェイで10マイル以下のスピード超過 … 0点

  • ハイウェイで10〜15マイルのスピード超過 … 3点

  • 一般道で15マイル以下のスピード超過 … 3点

  • 16マイル〜25マイルのスピード超過 … 6点

  • 26マイル以上 … 公判が開かれ、一発免停の可能性も

アメリカでは点数が加算されると保険料が上がる仕組みになっています。 ある試算によると点数が付いている間は通算で$1000前後余分に保険料を払わなければならないとか。 (余談ですが保険会社は相当な数のスピード探知機を各自治体の警察に寄付しているようです。 そうすればスピード違反が増えて保険料も増える、よって自分の所がもっと儲かるから…)

 

ですが、ここからがアメリカらしいところですが、軽微(公判が必要でない)違反ならトラフィックスクール(交通講習)を受ければ罰点をもらわなくて済むのです。州によっても違います。私の息子がインディアナ州で捕まったときには、始末書を郵送するだけで済みました。図々しいようですが、違反が取り消しになる道はないか、捕まったときに、その場で警官に質問するのが一番です。若者のスピード違反は保険料に特に重く響くはずです。

その方法ですが、まず違反切符に記載されているCourt Date(公判日)までに違反を受けた郡のコートハウスに出向き、トラフィックスクールを受ける旨を伝えます。 数週間後には運輸局よりトラフィックスクールについての案内状が来ますので、自分が受けたい場所を選択肢の中から選び、チェックを郵送又はオンラインで登録をします。 さらに数週間後にトラフィックスクールの日付と場所の案内が郵送されます。 トラフィックスクールに行く際はこの案内状を忘れないようにしてください。 また、講習を無断欠席しますと免停となりますので、急用などで行けなくなった場合には必ず案内状に記載された電話番号に連絡し、講習の再スケジュールをしてください。

非常に便利なトラフィックスクールシステムですが、1年に1回しか受講できません。 まずは安全運転で警察に捕まらないことを心掛け、万が一捕まった場合の最後の手段としてトラフィックスクールを活用してください。 制度は変わります。私のときは2年に1度と言われました。

3. 飲酒運転について

DUI=Driving Under Influenceといい、アルコールだけではなくて麻薬の使用や処方薬、非処方薬の影響下の運転全てに適用されることに。

血中アルコール濃度が0.08%以上だとその事実のみでDUIとして逮捕されます。0.08以下でもその他の試験(歩行試験など)次第で警官がDUIと判断したら逮捕されます。

あくまで目安ですがワイン1杯やビール1缶でアルコール濃度は0.02アップ、1時間に0.02ずつ下がっていく。また、試験を拒否しますと加重状況(Aggravating Circumstance)が適用され、さらに重い刑罰となる可能性もあります。初犯でも最高30日の禁固刑と30日間の社会奉仕の実刑が下される可能性があります。

まず捕まらないこと(上手にやりなさいという意味ではないので念のため)。 飲む場合には酒を飲まない運転役を同行するかタクシーなどを使い、絶対に飲酒運転をしないことを心掛けてください。